理事長コラム

指導するとは何と難しいことか

究極の指導は「やって見せ、やらせてみせて、ひとつずつ」だとはわかってはいると思うのですが、先輩職員の中には「自分がした方が早く出来るし効率が良い」と考えて、教える事より仕事を優先させてしまい、結果として新しく入った職員がいつまでも出来ない状態を作ってしまうことが時として起きる。そして、いざ仕事を任せようとして、こんなに出来なかったのかと唖然としてしまうこともある。赤ちゃんが可愛い笑顔を見せてくれて大人が大喜びすることがある。この現象(笑顔を見せてくれること)について私は、赤ちゃんを大人がにこにこしながら見ているのに対して、赤ちゃんが真似をしている。そうすると真似をされた大人がより一層にこにこして、またまた赤ちゃんがその真似をしてより一層素晴らしい笑顔になるのではないかと思っています。笑い声の絶えない家庭にはほんわかとした雰囲気が醸しでるのと同じです。(例えとして提案したのが良かったかは分かりませんが何とか理解して下さい。)また、仕事としてすることには何事も「思い」がなければいけない。つまり、『この利用者にこの行為を行うのは、このような理由がある』と言うこと。もしそのような事を考えず行ったら、結果として行えたとしても、それは単なる作業になってしまう。例えば、移乗・移動を行う時に、居室から食堂へお連れするとして、単に移動ができたとしても、利用者さんが出来る事まで奪ってしまってもいけないし、無理矢理行った事により痛い思いをさせてもいけない。つまり、一人ひとりの状態・状況を理解して行うべきであると思うのです。それが、優しさであり、専門職としての仕事だと思います。ケアは職員と利用者さんとの共同作業です。新人の内には出来るように努力するのも優しさだと思うし、出来ないところをフォローするのも優しさだと思います。多職種連携も優しさの中から生まれると思います。介護を志す方はみんな優しさを持って来てくださっているので、それを引き出す努力や配慮を経営者の端くれとして頑張りたいと考えていますので、リピーターの皆さんの応援これからも宜しくお願いします。