令和6年8月18日
本日8月18日23面(社会面)に『パリコレ挑戦の鼓動』『視覚障害のある富田さん(大垣市出身)来月演奏』とあり、パリコレへの意欲を語る写真と、ミスコンで和太鼓を演奏された時の写真も掲載されていましたので、興味を持って紙面を読ませて頂きました。【左目が見えず、かつては障害をきっかけにしたいじめや自殺未遂も経験したが、「障害があるからと暗く生きるのではなく、挑戦を続ける自分の姿を発信して、悩みを抱える人にエールを届けたい」と真っすぐなまなざしで憧れの舞台に挑む。】とあり、【病気を発症したのは小学1年生のころ。当初は正しい診断がなされず病院を転々とし、大阪の病院で「ぶどう膜炎」と判明したのは2年以上たってから。失明寸前まで症状は進んでいた。眼球に注射針を刺して糸で縫うなど、過酷な手術を何度も重ねたが、本当につらかったのは、小学校での生活だった。
左目はほぼ見えず、わずかに見える右目を使い、拡大コピーした教科書を虫眼鏡やルーペで読む生活。同級生は富田さんの姿をまねして笑い、足を引っかけたり無視したりもした。(中略)中学進学を機に友達もでき、少しずつ自分を取り戻した。「いじめのおかげで人に優しくなれたし、誰かと話せることがうれしいと感じられる。今では感謝しているくらい」。】「今では感謝しているくらい」などと言う言葉が言えると言うのは、どの様に評価して良いのか分からないくらい重い言葉だと思います。日々の生活の中でも多くの苦労がある事は簡単に想像できるのに、その事を全て飲み込んでの言葉に意を尽くせません。最後に【「右目に残された時間も限られ、後悔はしたくない。和太鼓とともにランウエーを歩く夢をかなえ、支えてくれる人に感謝を、壁にぶつかっている人にエールを届けたい」】との言葉は、苦難を乗り越えた人のみが言える言葉だと思うと、私もこれからも頑張らなければと思った次第です。