令和6年8月19日
昨日のコラムで書かせて頂いた視覚障害がありながらパリコレクションにモデルとして参加される事になった富田さんの紹介を岐阜新聞の記事を基にさせて頂きました。本日は富田さんの生き様について私なりのコメントをさせて頂きます。一つ目に「小学生の時の学校での勉強は教科書を拡大コピーしてルーペ等を使って勉強していた。」とさりげなく書いてありましたが、苦労されていた事は間違いないし、私を含めて殆どの方にとっては当たり前に見える事が出来ない苛立ちを「勉強も遅れがちで」との表現で、自分の努力が足りなかった様な表現には驚くばかりです。しかも、自殺を試みた時にも母親に心配を掛けたくない思いから自殺した行為を隠し通すと言うのは凄いの一言しか浮かびません。また「いじめのおかげで人に優しくなれたし、誰かと話せることがうれしいと感じられる。今では感謝しているくらい。」との言葉には壮絶な生き様の中でも自分を見失う事無く、しかも『厳しい状況にあった事に感謝』とは誰もが言える言葉では無いと思います。
人生に『たら』『ねば』と言う事は絶対にありませんが、中学に進学してからお友達に恵まれたのも、和太鼓との巡りあわせも、一生懸命な生き方の中で巡り合われたのだと思います。私も色々事業を展開していく中で厳しい状況に遭遇しましたがその都度救われたのは、色んな形で応援して下さる方があったからと、今回の富田さんの記事から改めて思った次第です。また、「苦労を苦労と思って展開していくと大変が増長する」とも思いました。そういう意味で富田さんと私の共通点は『常にプラス思考』と言う事かな。勿論私も単なる太平楽とは違います。真剣に自殺を考えた事もありますが、良き先達、良き友、良きブレーンに恵まれた事に感謝です。