令和2年9月19日
特養の敬老週間の初日を(デイサービスは14日から)飾るべく話題騒然になっていた山形県の幻の酒(びわこ学院大学の烏野教授によりますと、地元でもなかなか手に入らないとの事です。)『十四代』を「おつまみは湯豆腐で」との計画で実施するのが本日だったのですが私は朝一で起工式の招待状を配りに行って、施設に帰って来たのが9時45分。既に会場の設定は出来ていて湯豆腐も仕上がっていて、新館の入居者さんは先行して実施されているお茶会に参加されていたので、私は1升瓶の『十四代』を抱えて紙コップ(本当ならば盃にしたかったのですか、コロナウイルス感染症対策の一貫でやむなしです)にお酒を注がさせて貰うのですが、どの入居者さんも満遍の笑顔でコップを持って頂けました。
入居者さんの中には最初は「舐めるくらいで大丈夫」と言われていた方が「この酒は美味いのでもう少し注いで欲しい」と言われる方や、最初から飲むき満々の方がいたりして滅茶苦茶盛り上がりました。最初は「私は飲みません。」と言われていたのに、隣の方が美味しそうに飲まれているのを見て、「私も飲もうかしら」と言われる方や、おかわりの要求が何回もされて、職員側からストップがかかり、「この位で酔っぱらうわけないやろう」と言われる方。「この酒は辛口で美味しい」と酒談義をされる方等々千差万別。但しどの方もいつも以上の笑顔がありました。
職員は新館は外を通っての誘導に大忙しで、おつまみの湯豆腐を提供したり、素敵な笑顔を写真に収めたりと頑張ってくれました。午前中のほぼ2時間で新館1階2階と本館1階2階のフロアの方に来て頂きました。私の姉春子さん(小さい頃は滅茶怖かった方です・・・)には、私のフォローに入って貰う為に朝から来て貰っていて、午後からのデイサービスの対応も手伝って貰いたいと言う事で、コンビニで急遽昼食を買って来て副施設長と休日返上できてくれていた北島部長の4人で昼食をとったのですが、久しぶりに姉春子さんを交えての食事だったので、私の小さい頃の話や母秋江さんの事や私の大学時代はロン毛で痩せていてかっこよかったのに今は体重が倍位になっているとの話で盛り上がり、13時過ぎからデイサービスの利用者さんに来て頂きました。
デイサービスの利用者さんは在宅の要支援者の方からお見えになるので、比較的お元気な方が多くてお酒のピッチも早くて酒の売れ方も早かったです。結局1升のお酒は6割方飲んで頂けたので、夜勤で手伝ってくれた伊藤主任と休みで手伝ってくれた北島部長には、お酒だ足らないといけないと購入しておいた地元の大吟醸『禮泉」(4合瓶)をプレゼントして、吉田部長には残った『十四代』を渡しました。(3人共お酒が大好きです。)2年間コラムを毎日更新したお祝いの品で、多くの方にお裾分け出来て喜んで貰えた事に喜びを感じています。リピーターの皆さん。私はこんな生き方です。これは、母秋江さんの『蒔かん種は生えない』の教えだと思うと13歳の時の教えを(54年前)守っている宏君は偉い。と自画自賛している私です。





