理事長コラム

居酒屋「一貫」に行って一貫の意味に疑問を持ったので

令和5年9月26日

小さい頃の私は、何か疑問を持っても、その後のアクションを殆んどと言って良い位にアクションを起こせない性格だったのに今は真逆な性格になってしまい何事も調べなければ納得しない、ある意味面倒くさい性格になりました。と言う事で「一貫」の意味をパソコンで調べてみました。「寿司の一貫は1個か2個か」との記事を見つけて興味を持ちました。リピーターの皆さんの中には「そんなことにこだわるか」と思われる方もおありでしょうが私はこだわるのです。私も寿司屋に言って当たり前の様に(1個を頼むのに「1貫下さい。」と言っていたのですが、実は江戸前寿司が最初に提供され始めたころ、1つの寿司はネタを数種類乗せた360gほどの大きなものだったそうです。それを一つのネタにして売る出したお店があり、それでも一口で食べるのは大きかったのでそれを2つに分けたので実は江戸時代の1貫は2つで提供していたので元を正すと「2個で1貫」が正しい様なのですが、時代の変遷に寄って変わってきているので「1貫」は1個でも2個でも正解と言う事なのだそうです。

昨日痺れる様な出来事がありました。

本部施設での出来事なのですが、夜勤前だった伊藤係長が私の所に来て「理事長にご無理なお願いに来たのですが」と切り出したので「私に出来る事なら何でもしますよ。」と言うと「看取りで食事もあまり摂れない入居者の方が理事長に会いたいと言われているので部屋まで行って貰えないでしょうか。」と言うので「そんな事なら今すぐ行きます。」と伊藤係長と共に部屋にいきました。」私が声を掛けると本当に嬉しそうな顔をして頂いたので、名前を呼んでから「水でも飲まれますか」と声掛けすると「飲む」と言われたので伊藤係長に持って来て貰うと共にベットをギャジアップして私が介助する形でコップを傾けると一生懸命に3度飲み込んで下さいました。そしてまたまた最高の笑顔を頂きました。傍にいた伊藤係長が「僕が進めてもなかなか飲んで貰えないのに」と言ったら「理事長さんが良いの」と入居者さんが答えられました。私が部屋を出て事務所に戻り伊藤係長がお礼に来た時に笑えるような報告をしてくれました。それは私が部屋を出た後、別の職員が入室して「理事長さんはあんなに怖い顔してるのに良いんですか」と投げかけたそうです。そうした時に入居者さんから「あんたがあかんことするから怖い顔されるんや」と言われたとの事。95歳になり看取りの方なのにこの様な受け答えをして頂けた事に私が勇気を頂きました。