理事長コラム

やはり私には父進さんの血が流れているのでしょうか

令和7年11月6日

介護事業で最も大切な事の一つに『職員の確保と資質向上』があげられると考えています。入職した当時は「この職員は大丈夫なのか」と思っていた職員が3年の経過を経て「ようやくそれなりになってきたな」と思っていて、その職員が『10年表彰』を頂いたのを手渡しするときに「確かに10年の経過で頼もしくなったな。」とつくづく思う事があります。

最初は自信がない所作が目立ち「僕には出来ないので辞めさせて下さい。」と何度も言って来て、その都度その職員の話に耳を傾け、時には「じっくり話を聞かなければいけない」と言う事で食事に誘いお酒を進めても表情が硬くて食時もお酒も進まない状況の中、私にとって介護事業の師匠であった元全国老施協会長で参議院議員だった中村博彦先生の口癖でありお教えであった「遠慮は3流」の言葉を投げかけながら少しづつ表情も良くなると共に食事もお酒も進み段々と言葉が出て来て次の日からは生き生き頑張ってくれる事が何度もあった職員が今は本当に頼もしくなっている姿を見ると自分の事の様に嬉しいものです。

また、会議の時の発言を聞いていて「おいおい、その考え方は私の口移しでは無いか」と苦笑いと共に嬉しくなることもあります。正直な話し「色々あって文字通り手塩にかけた職員が頑張っている姿を見るのは嬉しいもの」と思っています。晩年の父進さんとしみじみお酒を酌み交わした時に「あの子はやんちゃで手を焼いたけど本当に立派になってくれた」と言っていた時には「そんなものか」と思っていたのですが今は父の言葉を素直に理解できます。と言う事は私の中にも父の教育者としての血が流れていると言う事なのかと思っています。

私が営んでいる高齢者施設の職員達には『認知症』に強い職員になって貰いながらも『相手の気持ちがわかる』職員でいて貰う為に研修会への参加や資格取得の為の後押しをしっかりしていきたいし職員の成長の為の後押しもしっかりしていきたいと考えています。