理事長コラム

「大麻グミ」根絶困難の記事を見て

令和5年11月23日

本日の岐阜新聞の社会面に大きく取り上げられていたのを機に、薬物指定の難しさについて述べたいと思います。

私は薬物の話になると、私が中学1年の時(57年前)に母秋江が骨癌の末期で痛みを緩和させるには麻薬しかなくて(多分今でもそれ以外の治療があるとは聞いていません。)、痛みを緩和出来る時間の間隔も短くなり、尚且つ、体への付加も大きくなって、客観的に見ると異常な行動が多くなってきた様で、側にいるのが辛かったのを半世紀以上経った今でも鮮明に覚えています。だから、痛みを緩和するためにのみ、薬物を使うのは仕方がない事だと思うのですが、一時の快楽を求めて、或いは一時の逃避の為に薬物を使用されるのは絶対に間違っているし決して許される事ではないと考えています。「規制をされていないから、販売も使用も許される。」と言う現実を「必要悪」とだけで納得するのはあまりに短絡的すぎる。

話はガラリと変わりますが、ホストクラブにはまって多額の借金を抱えているのも社会問題になっていますが、この問題にしても「成人年齢が20歳から18歳になったから」等と短絡的な事を言う評論家もいますが、私は一人一人の考え方をしっかり持ち、強く生きる事だと思います。世の中に理不尽な事は確かに一杯あります。でも、それをはね除ける忍耐力を形成していく為の教育と、それを支える社会が無くてはいけないとも考えています。本日は敢えてリピーターの皆さんに投げ掛けました。色んなご意見をお待ちしてます。