以下、リモート研修を行いましたので報告します。
令和6年度 給食施設関係者研修会 報告
食事・栄養管理係長 若園貴宣
- 日時:令和6年12月23日(月)13時30分~15時
- 内容:講義「給食施設における災害時食事提供マニュアル策定の手引き」の活用について
演習「セルフチェックシートを用いた自施設のマニュアル確認」
以上資料参照
- 報告
岐阜県が策定した「災害時の食事提供マニュアル策定の手引き」が第2判として更新されたことで、その活用方法と、実際に各施設でマニュアルを策定するにあたっての助言やアドバイスをいただけた研修であった。
今回の研修で考えるべき点、参考になった点は以下のことであった。
- ①栄養士や施設職員だけではなく、委託側の厨房職員も全員周知したマニュアルを作ることの意義。
- ②施設側で策定義務のあるBCPとの連携の必要性
- ③施設側、委託側が用意している非常食の整理、日常、非常時を含めた展開方法
- ④非常食の活用よりも先に、現在使用できる在庫品の活用(冷蔵庫・冷凍庫・倉庫などの)
- ⑤非常時に食事提供するだけにはとどまらず、器・容器などの選定、ごみの処理方法、食べる場所(災害で使用できなくなる場所もあるので)、食中毒への注意喚起、アレルギー食材の管理と代替食の対応、経管栄養の方などの常食で対応が難しい方への対応
挙げだすときりがないが、まずはまったく出来ていないこと、十分ではないが出来ていること、出来ていることの精査を行う必要があると感じた。
ベストなものではなく、ベターなマニュアル作りを。
いきなり完全なものはできないので、今回の研修を参考にマニュアルに肉付けしていき、実践に向くマニュアル作りを行っていく必要性を感じた。