排泄委員会

5月活動報告

平成28年度の目標:

1.日中のトイレでの自然な排便をめざして→トイレ誘導の継続

2.水分ケアの強化→平均水分摂取量1,500cc以上

 

日中おむつ交換している方の現状:

【本館1階】

①体調不良のため、Pトイレへの誘導を中止しています。現在おむつ交換のみです。

②体調不良のため、居室にて寝たきりです。現在おむつ交換のみです。

③3月14日より、バルーン抜去しています。AM9時の1回のみPトイレ誘導しています。昼食後はおむつ交換です。

【本館2階】

①体調不良のため、ベッド上での生活が続いていましたが、現在は食事・入浴時に離床を行っています。今後はトイレでの排泄介助の開始、状態が安定しているならばトイレ誘導の回数を増やしていきます。

②体調不調のため、活気がありません。今後は調子が戻り次第、少しずつトイレ誘導を行っていきます。

③差し込み便器を使用しています。離床は入浴時のみで、離床時は脊椎カラーを装着して、頸部に負担がかからないようにしています。

 

水分摂取量の増加に向けて:

現在の平均水分摂取量は1,424ccとなり、74cc増加しています。

【本館1階】平均1,384cc

個別に目標値を決めて、水分増加に取り組んでいきます。

①昼食後のココア200ccに加え、毎食1回のお茶をおかわりします。1,600cc目標。

②毎食お茶をよく摂取しています。注げばつぐだけよばれます。1,800cc目標。

③朝のラクーナ、昼のコーヒーと毎食のお茶のおかわりで+1,000cc補給していきます。2,000cc目標。

④毎朝のラクーナ、毎食のお茶のおかわりを提供していきます。1,400cc目標。

⑤服薬水、毎朝のラクーナ、お茶のおかわりを提供していきます。1,350cc目標。

⑥服薬水、お茶のおかわり、昼食のココアを提供していきます。1,800cc目標。

【本館2階】平均1,294cc

・16時の水分提供の徹底(日によってできていない日がみられるため、必ず行います)

・摂取表の記入もれの改善(服薬水の量を加えず記入されていることがみられます)

・食事介助者は水分を湯飲みではなく、コップに変更します

個人に対する水分量の増加

①気分によって飲もうとされないことがみられます。水分提供の環境によっては摂取されることがあり、その都度に提供を行っていきます。

②飲み物の種類によって飲まれたり、飲まれなかったりされることがあります。しっかりと声をかけ提供していきます。好みの飲み物の把握と徹底。

③排尿を心配して飲もうとされません。細かく水分提供を行っていきます。

④傾眠状態が続いている場合は、口を開けることができず・口を開いたままのため、摂取されません。臥床時間を設けて、覚醒時間の増加を図っていきます。

⑤活気みられず、食事量も全体的に減ってきています。少しずつ水分提供を行い、少しずつ摂取量を増やしていきます。

【新館1階】平均1,452cc

5月の平均の水分量は現状維持となっています。しかし、田中様の特変などのある中で、フロアとしてはよい摂取量となりました。起床時の水分提供が意識され、提供できるようになってきていることがよかったと思います。引き続き起床時の水分提供を強化、職員全体で取り組めるようにしていきます。また、暑くなってくるので、毎日の一人ひとりの水分量が意識できるように、掲示や記録を活用していきます。注意の必要な方はピックアップするなどしてリアルタイムで水分量を意識しながら介助するように取り組んでいきます。日によるムラがみられるので、飲めていない日がないようにしていきます。

【新館2階】平均1,660cc

・脱水にならないように現在の状況を維持していきます。

・歩行や散歩など活動量を増やしていきます。

 

今後の重点取り組み事項

1.日中のトイレでの自然な排便をめざして、トイレ誘導を継続していきます。

2.水分ケアの充実を図り、平均水分摂取量1500cc以上をめざします。

3.歩行や散歩を実施し、日中の活動量を増加していきます。