5月委員会報告
①褥瘡の発生と関連するリスクの調査について
3ヶ月に1回、全入居者を対象に『褥瘡対策に関するケア計画書』を作成。
調査書を配布し、5月中に初回の調査を各担当者にて実施。
②現在の褥瘡処置など
本館1階 (1名)・・・尾てい骨に4×4cmの皮膚剥離。洗浄とパッド保護。改善傾向。
現在エアマット使用。
本館2階 褥瘡なし。
新館1階 (1名)・・・現在、仙骨に傷口4×0.5cmポケットあり、内部は7×2.5cmの褥瘡。
○処置等内容○
朝・夕の2回、主に副施設長による洗浄、ガーゼ・褥瘡パッド交換。職員による排泄介助時の褥瘡パッド交換。入浴時は看護師に防水フィルムの貼付を依頼。入浴後は内部に溜まった水を出し、ガーゼ・パッド交換を依頼。※入浴前後は汚れていない湯を使用する事を徹底。
※入居時(昨年12月29日)6.5×3.5cmの褥瘡でポケットはなし。
傷口が完全に開いた状態であった。
ベッド上にて排泄介助の度、洗浄+褥瘡パッド交換で対応。
傷口は2月に5×1.5cm 3月に4×1cmと小さくなってきていたが
ポケットができており結局改善していなかった。
◎現在は内部の状態も良好で、改善傾向にある。
入居時29.4kgだった体重が現在では33.1kg。朝食時プロテイン
1包3.6gを摂っていただき、栄養状態の改善も図っている。
新館2階 褥瘡なし。
③ポジショニングについて
個々に合わせた安楽な体位をとっていただく必要がある。臥床時はだいたい2時間おきに体位変換を
行っているが、時間の経過でずれてしまうこともあるため、一定の体位ではなく状況に合わせて見直
す必要がある。・体位変換 ・エアマットの使用 ・クッション、バスタオルを使用
《 来月の取り組み 》
・褥瘡のある方(皮膚剥離含む)と、ハイリスクの方の現状把握
・褥瘡予防のためのポジショニングの勉強