令和5年度褥瘡対策委員会指針
褥瘡を創らないためにはどうしたらよいのか。様々な方面から考える必要があります。食事が摂れていないのであれば管理栄養士に相談、全身状態が良くない場合は看護師に相談というように、他職種との連携を図りながら常に改善を目指します。褥瘡がある方は、誰もが状態を確認できるようなシートの作成、また、外国人スタッフも多いため、どのようなケアをするのか、わかりやすい指導ができるようにしていきます。
【 年間計画 】
褥瘡を創らないために、リスクの高い方の状態を把握し、体位変換を日中夜間とも確実に行っていく。また、外国人スタッフにも分かりやすいように説明し、いつでも誰でも同じように体位変換を行えるようにしていく。
(具体的な計画)
● 3か月ごとの、「褥瘡に対するケア計画書」の評価、更新
各フロアの担当者に、現在の身体状態を見て評価してもらう(その後委員が確認)
● 毎月、褥瘡のある方の状態を把握、随時処置内容の確認
・看護職員と協力し、褥瘡の状態を見ていく。
・褥瘡の状態を記録する用紙を作成し、誰でも確認しやすい体制を作る。
● ポジショニングの必要な方を把握し、委員、担当者、看護職員と連携し、適切にポジショニングが行えるようにしていく。
・各フロアの委員が、過去に褥瘡があった方、栄養状態の悪い方、皮膚の弱い方、看取り期に入られた方などを把握し、各職員に褥瘡発生リスクの注意喚起をしてもらう。
・外国人スタッフは口頭で説明するだけでは伝わらない場合がある。実践を見せて理解
してもらう、紙面にまとめて読んで理解してもらうなど、個人に合った指導方法
を見つけて指導していく。