理事長コラム

3月23日に当法人の理事会、30日に評議員会があります

令和7年3月21日

理事会の資料として『令和6年度補正予算案』及び『令和7年度予算案』の打ち合わせの為に、9時前に経理をお願いしている税理士の先生の事務所に行って打ち合わせをしました。特養の経営は全国的に厳しい状況の中、当施設も例外では無い現実があるのですが、地域の中で如何に貢献していかなければと改めて思ったものです。介護保険制度はあっても利用できない様な状況にならない様に、理事長として進むべき方向をしっかりと見極めていかなければいけない、と考えています。

そんな中で、本日13時30分から岐阜県老施協西濃支部の理事会(施設長会)が行われて、総会のあと意見交換会になりました。それぞれの施設の厳しい状況を意見として言われました。具体的には「厨房業者が値上げを言ってきている。」との意見に対しては、先般19日に私が全国老施協代議員総会の折りに出た意見として「これだけ色んなものが値上げしているのに、食費についての基準額が上がらないのはおかしい、との意見を集約する為に実態調査をしたところ、基準額より300円は上げないと対応が出来ないとの結果が出ているので、そのエビデンスを持って国に示していきたい。」との話を大山会長から聞いた事を話ししました。

次に、職員確保の難しさについての話になったので、「10年前に外国人材の話をしても時期尚早と言われていましたが、殆どの施設の共通項になってきたので、人材確保と育成について岐阜県の理解も得ながら、岐阜県老施協としても取り組んでいき情報共有に努めて行きたい。」と岐阜県老施協会長としての立場でコメントさせて頂きました。また、特養の経営が厳しい事については、私の持論である「加算や処遇改善だけでは解決しない。基本単価の大幅なアップを求める展開を、政治的配慮もして貰える展開をしていかなければいけない。」ともコメントさせて頂きました。また、施設の経年劣化による修繕に対しての補助が無い事との意見も出ました。国の考え方としては「修繕については介護報酬の中に含まれている」との見解だと思うのですが、今の介護報酬単価の中では捻出が出来ない状況について国や県に対して訴えて行かなければいけないとの意見が多く出ました。

参加者それぞれの方が熱く語られている事からも、皆さんが真摯に向き合われている事を認識出来たのは大変有意義な会だったと思いました。