週刊現代の最新号(1月25日号)の最初のページに『高知の宴会文化「おきゃく」の楽しみ』との見出しで高知県の酒文化について特集がしてありました。
私も2度高知に全国老施協の関係で訪れた時に「お酒に対する拘りは凄いものがある」と思った事も含めて本日のコラムにします。
私のエピソードの一つ目は15年程前に全国老施協総括幹事として高知県で実施された、若手職員対象のカントリーミーティングに講演及び助言者として参加させて貰った時でした。
高知空港まで迎えに来てくれた若手役員だった牛窓君が車を運転しながら「若山先生、高知ではお酒の早飲み大会が行われて男性は1升、女性は5合を飲んで早さを競うのですが、今年の男性の優勝者のタイムはどのくらいだと思いますか」と言われたので、私はマジに考えて「いくら何でも3分はかかるでしょ」と答えると「先生、高知を嘗めたらあかんですよ」と言うので「だったら2分ですか」と再び答えると牛窓君が嬉しそうな顔をして「先生、まだまだです。」と言うので私の頭は機能不全に陥ったのです。
「一体正解はどれだけですか」と聞き返すと牛窓君が涼しい顔で「13秒何です。」と答えたので、その答えを聞いた時には「そう言えば私が高校生の時にサッカー命の同級生が500mlのコーラをごくごくとでは無くて流しのみしていたのと同じか。それにしてもお酒だぞ。」と感心したのを覚えています。
もう1回は高知県で全国大会があり夜の懇親会で役員としてメインテーブルにいたので、高知県の役員さんがお酒を注ぎに来て頂いた時の話です。
どの役員さんも私を前にして自分が持って来た杯に自分で注いでグっと空けてから、おもむろに私にその杯を渡してお酒を注いでくだれたのです・・ところがその杯は底が開いているので自分の指で押さえながら飲むので一機に飲むことになり、返杯するとまた返杯で後ろに待ってみえる方がおみえになってもお構いなしでの宴会でした。
この2度の経験から高知県はお酒の飲み方が半端ではないと理解しています。
週刊現代の記事の中にも
【「おきゃく」とは高知ならではの宴会のことで、飲酒代が全国の2倍近くに達する酒飲み天国高知の象徴でもある。冠婚葬祭はもちろんの、旧知の仲だろうが初対面だろうが、誰かが来ると「おきゃくしよう」となる】
この記事を読んで改めて高知の凄さを感じていますが、高知県の井上会長とは委員会等でご一緒させて頂く事も多かったので、間違いなく井上会長も酒豪でしたが、そこそこ井上会長と指しでお付き合いできたと言う事は私も酒豪の中に入るのかな~。