令和6年7月29日
介護人材不足はどの事業所においても喫緊の問題であり、今後においても大切な問題です。介護人材を確保して育成に努めていかなければ、『介護保険料を払っているのに介護が受けられない。』と言う事になりかねない。当法人の事業所においては今のところ人材確保は出来ていますが、ここ数年は新卒者の採用が出来ていない状況があり、退職者が少なく、特定技能による外国人介護職員の確保で対応できているのが現状です。
そこで、今回のホームページリニューアルは『人材確保』に力点を置いた構成にしたものにしています。ホームページで学生さんを中心にした求職者が「魅力ある事業所だ。」と思って貰えるものにしたいと考えています。その為には、当法人の魅力を改めて整理することから始めました。本部施設本館を事業開始した頃は、殆どの職員が未経験者で一生懸命に介護をするあまり腰を痛める職員が多くいて、その当時は腰痛ベルトを職員全員に2本ずつ貸与する様な事をしていたのですが、そんな中で現在盲養護老人ホーム「優・悠・邑 和(なごみ)」の吉澤施設長に、北欧式トランスファーを実践しているデンマークまで勉強に行かせて、全職員に徹底する様にした事。オムツの見直しを徹底的にすることによって、入居者の身になっての介護を実践する様になった事。ハード面の拘りへの紹介、ボランティアの積極的な導入により、入居者、利用者さんに目力があること等々です。
最近の事としては、ロボット・ICTの導入により骨伝導で介護をしながらパソコン入力が出来る事。中学卒業で直接採用した男子職員が介護福祉士の資格を取得したり、特定技能で採用したベトナム人が介護福祉士の資格を取得した事等々を動画でアップしたりする構想が暖められています。
私は社会福祉法人杉和会理事長として、他の事業所との共有化を図りつつも他の事業所との差別化を図る事こそ肝要だと考えています。地域の中での信頼を得ながらこれからも頑張っていきますのでリピーターの皆さん、これからも宜しくお願い致します。