本日から本部施設において『トランスファー研修』が断続的に実施されます。
1日目の今日は10時から1回目が実施されました。
研修に先立ち理事長である私から「何故今トランスファー研修なのか」について語り、後は吉澤施設長に任せました。
トランスファー研修の依頼は久しぶりだと言う事でしたが私に言わせると「内容はより精度の高いものになっている。」と思いました。
その根拠となるものは認知症研修の指導者としての展開が大きいのと施設長としての配慮が出来る様になってきたからだと思っています。
最初に『北欧式トランスファーテクニックの基本的な考え方』についておさらいの様な話がありました。
①持ち上げない。
②利用者の積極的な参加。
③自然な動き。
④摩擦。
⑤傾斜。
⑥てこの原理。
⑦太極拳のようにしなやかに。
の7項目についての話をしていく中で吉澤施設長の話術に引き込まれて行きました。
講義の後は実践に入って行ったのですが、3年以上の経験がある職員が受講していたのですが正直、実践の中でトランスファーがなされていない実態がわかってきました。
私は常に『継続は力なり』と言っているのですが、トランスファーを導入した時の思いは正直形骸化されていると痛感せざるを得ないような状況だと言う事です。
『砂上の楼閣』と言う言葉が当てはまってしまうような体たらくさでした。
理事長である私が見ているから出来ないと言うようなものではなく「基礎的な理解もされていない」と思うと同時に吉澤施設長からの指摘を受けるまでもなく「杉和会のハード面での充実と拘りが全く理解されていなくて活用されていない」現状にも唖然とする思いでした。
但し、嘆いてばかりいたのでは何の意味もないので、今後やるべき事の整理をして、今後の展開に生かして行けるようにしていきたいと考えています。
勿論考える主体は現場の職員と言う事なので、研修後に色んな意味で見直さなければいけないところを出し切って展開していけるように私自身も色んな配慮をしていきたいとおもいます。
そして、このことがしっかり出来る様になったら他の事へも派生的に出来る様になっていくと願っています。
いや、間違いなく出来る様になり、より頑張れる施設にしていきたいと考えています。







