令和5年11月7日
「シリーズ3で早くも挫折」と言う事ではありませんよ。だって母秋江さんとの13年間は密度が濃~いからそんなに簡単には連載は終わりませんよ。但し、本日は昨日の出来事を書く事にします。それは、和合の施設長になったのが8月からで3ヶ月が経過しました。
その間私は和合の入居者さんに少しでも受け入れられ楽しんで貰える事は無いかと色々と考えました。その中で難しく考えていても何も良いアイデアが浮かばない中で「難しく考えないで私が出来る事をやっていこう。」と言う事でカラオケで歌って入居者さんにも歌って貰える進行をする事とお経を入居者さんと一緒に唱えることを実施して来ました。
今では可能な限り3フロアを週に2回ずつ実施しています。そんな中で最初のうちはあまり興味を示してくれなかったカラオケも段々と参加者も増え手拍子も拍手もたくさんいただけるようになってきたと思っています。またお経についても3フロアを月に2回は実施するようにしています。そんな中で昨日の3階フロアでのお経を終えて片付けをしている時に車椅子の一人の入居者さんが全体の輪から抜け出され職員と何かごそごそされていて、意気揚々と私の所に来て下さったのです。
一つは甘納豆が入った小皿であり、もう一つは抹茶でした。私は私に飲んで貰いたいとの思いが嬉しくて、そしてお茶も飲み頃の熱さで甘い本当に行き届いたものであったので本当に嬉しかったのです。単に一杯の抹茶。されど・・・。
この様な事をしてくださる方が現れた事で3ヶ月の疲れが吹き飛びました。だから今日も頑張れた。やはり、自分一人ではない人生に感謝です。