理事長コラム

本日のコラムはコラムと言うよりお願いです(リピーターの皆さんこの原稿で継続として下さい)

令和3年3月18日

私は関ヶ原町と大垣市において特別養護老人ホームを経営している理事長です。最初に関ヶ原町で建設を決意した時は私自身正直、施設を建てるような広大な土地を所有しているわけでも、お金を持っていたわけでもなく、私の熱い思いを理解して下さった多くの方々の支援と平成9年事業でしたので、当時の国及び県により手厚い補助金(多岐に渡るものが当時はありました)にも恵まれ4分の3近くは補助金で対応する事が出来ました。難産の末ではありますが生まれ育った関ヶ原町今須の地に平成10年5月から文字通り地域に根ざした施設運営に努めて参りました。

但し一つだけ措置制度の中でいびつだと思ったのは、借り入れに対する償還財源は『民間施設給与等改善費以外は寄付でする事』との規定があり、2億3百2十万円の借り入れを20年償還で毎年1016万円(2年間利息はありませんでした。)の償還財源に苦慮しました。と言うのは その当時の日本には寄付の文化が殆どない時代であり、先代理事長の蓄えと私の施設長としての給料を当てて、我が家の家計は私の大学等の非常勤講師の手当てと奥さんのアルバイト収入で凌ぎました。しかしながら、2年後に特別養護老人ホームは介護保険制度が変わり介護報酬からの返還が認められ、歪な制度は終わりました。但し返還が出来る原資は建設費に伴う居室等の収入を充てる事となったのです。

正直経営は楽になりましたが、私の経営理念は『社会福祉法人は税金を納めないので余剰金は地域に還元すべき』との考えで地域のニーズと当法人が出来る精一杯のところで展開してきました。具体的には平成16年にはまだまた特養待機者の為に増床をして、平成26年には『西濃地域に部屋代が安い多床室が少なくて良いのか』との思いで、介護報酬額は低い施設を敢えて大垣の地に造らせて頂きました。正直なところ、増床には6年(実質4年)であり、大垣の建設には10年かかっているのは介護報酬単価が厳しくなっているからです。

そんな中、今年5月21日から事業開始させて頂く予定の盲養護老人ホームについての決断は岐阜県には盲養護老人ホームがない(他に富山県、鳥取県、沖縄県)状況で、岐阜県の視覚障害者の方にとって不利益が生じていると考えたからです。私は常に「自分が入りたいと思える施設でありたい」と考えている思いの中で、「視覚障害者の施設であれば平屋の木の香りがする自然豊かな所で生活して貰いたい」との思いで建設を進めて参りましたが、事業を進めていく中で、土地の形状の中から建設に伴う仮設道路の設置と、施設完成後のメイン道路の設置に想像以上の経費がかかり、本部施設及び和合の施設からの流用にも限界があり、尚且つ、国及び県からの補助金も厳しい状況の中、視覚障害者の方に快適に生活を営んで頂く為に心あるご寄付をお願いします。

尚、心あるご寄付を頂きました折には、社会福祉法人へのご寄付と言う事での税金控除を受けて頂けます。