理事長コラム

本日、日本弁護士会との懇談会があります。

2021.9.8

日本弁護士会の提案によって本日、『コロナ禍における家族等との面会の対応について』との懇談会が午後にリモートで開催されるので、私は全国老人福祉施設協議会副会長の立場で参加させて頂きます。日本弁護士会からの開催文を読ませて頂き、『面会の禁止は生存権の著しい侵害』と言う事が唱われていました。私も同感です。と言うのも私は法人を設立するに当たって最も大切にしてきたのは『家族力』『地域力』の協力無くしては施設は成り立たない。との考え方を強く持っていたからです。その原点となったのは児童養護施設の指導員になった当時(26歳)施設が地域との隔絶のようなものを痛切に感じて『地域を取り込み子ども達が地域に受け入れて貰える環境を整える事が大切だ。』と考えました。当初は施設の子が一般家庭に招待されてトラブルがあったりしましたが誠意を持って話をさせて貰う中から段々と打ち解けて、施設に地域の子が当たり前のように来てくれるようになり、施設の良さを理解して貰えるようになり『地域と共に歩む施設作り』が少しずつ出来てきた経験があるからです。

生まれ育った『今須の地』で施設の事業開始をした当時、考えてみたら私は地元での貢献度はゼロに等しく『特養』自体の理解もされていない時代背景があり、色々と辛辣な思いもしましたが、そんな時に考えた事は『地域と共に歩むを一歩ずつ実践して行くと言う事が大切だ』と考えました。そんな中で施設開設時から施設見学については丁寧に対応して、お困りの相談には真摯に考え応えていき、ボランティアさんへの対応についても継続出来るようにしていく中から必然的に『家族会』が設立されたり、『認知症カフェ』や『介護者教室』が運営されるようになりました。今では施設行事を地域の方や家族の方と共に展開出来るようにもなりました。

しかしながら、昨年の2月からのコロナ感染症対策の一貫により『家族等の面会』や『ボランティアの導入』『地域を取り込んだ大きなイベント』等が今までのように出来ない現状に忸怩たる思いを抱いているのは事実です。しかしながら、コロナ感染症のリスクを考えた時に今まで通りに実施出来ないのが現実なのです。私自身も岐阜県視覚障害者福祉協議会前会長の清水会長が少し体調を崩されケアハウスに入居されて盲養護老人ホームの建設が具体的になった事の報告が出来なまま亡くなられた事を今でも残念に思っています。ただし、コロナがどのようなものであるかがわからなかった時だったのでやむを得なかったので。と言う事は面会が出来ない辛さは身を持って理解していると言う事です。だから、可能な限り入居者さんと家族等の関係を保てる手立ては講じてきた事も含めて日弁連の役員の方々に誠意を持って話させて頂きました。また、施設によっての温度差が有ることも話をしました。つまり、リスクがあるから何もかもシャットアウトする事をよしとしない事を徹底させていく事と有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅においても理解をして貰える事もしていかなければいけないと言う事を日弁連との会議で感じました。リピーターの皆さん。何でもそうですが気が付いた者が先頭に立って頑張る事が大切だと思うのですが如何思われますか。