理事長コラム

月光仮面 2

令和8年3月10日

『ど~この誰だか知らないけれど♪』と歌っていますが、だれが月光仮面なのかはバレバレですよね。それに68年前の制作だから許されるのでしょうがと言うか止む無しなのかも知れませんが、警察官も悪役も月光仮面もやたらとピストルを撃ちまくるのです。飛び道具はピストルくらいしかないので仕方がないのかも知れませんが。

また、月光仮面であろう主役の祝探偵事務所の祝所長(大瀬康一)も適役の人たちもやたらとタバコを吸っているのも時代を感じます。また、特殊な技術が無い時代なので月光仮面が飛び上がって屋根に乗ったりする時に飛び上がる瞬間と飛び乗った瞬間で上手くあわせて不自然で無い様に演出しているのは、「その時代での精一杯の見せ方なんだ。」と思いました。

車については68年前には小型の自動車は無かったのだろうなとも思いましたし、それぞれの場面で車が走っている時の道路が舗装もしっかり出来ていないところを走っていたので68年前の道路はそんなものだったのかとも思った次第です。

68年前に制作されたものをたまたま先代理事長宅で見つけた事によって懐かしい(実際に68年前に見たものなのかは定かではありませんが・・・。)ものをDVDで見た事によって思ったのは時代的背景が分かったと言う事で、これは正に大学の恩師で折口信夫(おりぐちしのぶ)の直弟子だった祝(はふり)宮静先生の言葉を借りるとすると「これぞ正しく民俗学」と言う事でないかと思います。

年度末で忙しい中でのリラクゼーションとしての月光仮面のDVDが意外な形に展開していくと、祝宮静先生にとっては出来の悪かった私ですが先生から「良くぞ気が付いた」と褒めて貰ったと自己満足している私なのであります。