理事長コラム

昨日の出来事です

令和7年2月9日

既に昨日のコラムで前日に和合の施設で泊り朝から施設内の除雪をした事は書きましたので、除雪を終えてからの9時30分からの1階でのお参りと13時40分からの3階でのカラオケについての報告をさせて頂きます。

除雪を終えて汗をかいたので着替えをしてさっぱりして、本来であれば10時30分からのお参りタイムなのですが10時45分から事務所の会議があると言う事で1階に「これからお参りでも大丈夫か」との確認に行くと「これからでも大丈夫です。」と言う事で理事長室においてある『仏壇セット』を引きながら持って行き1階の皆さんに「久しぶりですがお参りをしま~す。」と言って私が仏壇セットの準備をしている時に職員が正信偈の書いてある教本と数珠を手渡してくれて準備が出来て正信偈から私が大きな声を張り上げて唱えるのに合わせて多くの入居者さん利用者さんが唱えて下さいます。

その中でも際立っている方が見えるのでその方の事を少しお話します。その方は明らかに認知症があり、何事についても声掛けが必要な方なのですが、正信偈のお経が始まると教本も見ないで一生懸命に声を出して下さるのです。かつて娘さんが面会にみえた時にその話をすると「確かに家でお経はやっていたので、お経は覚えていたんですね。」と涙ぐみながら喜んで貰えた事を思いだし「お参りになるといつもとは違う元気を貰って貰えるんだ」と思った次第です。

午後のカラオケは本来13時30分からなのですが13時25分に3階へ内線電話で連絡すると「本日がカラオケと把握していなかったので10分待って貰えますか」との事だったので13時40分に3階に行きカラオケを開始しました。最初に私が石川さゆりの『天城越え』と八代亜紀の『舟唄』の女性歌手2曲を3段階上げて歌いました。(女性の方のキーは基本的に低いのです。)2曲の歌を歌いながら曲の合間に入居者さんの選曲を聞いて回りカラオケにセットして大忙しです。だってその間には当然の如くMCの様な事もしながらマイクも運ぶのです。カラオケも回数を重ねて来て歌って貰える方も把握が出来る様になり進行も段々スムーズになってきました。

その中で歌は歌われないけれどもリクエストをして楽しんで頂ける方があります。私は出来るだけそのリクエストに応えて歌わせて貰っている内に今まで歌った事が無かったのも結構そこそこに歌えるようになり私の持ち歌になったのも多くあります。その中の2曲が本日最初に歌った『天城越え』『舟唄』です。

その他にも『宗右衛門町ブルース』や『ああ 上野駅』などなどがあります。聞いて楽しむ方、歌って楽しむ方、リクエストをして楽しむ方と様々ですし、カラオケはダメでもお経は大丈夫な方と様々です。それぞれの個性に合った事が出来ると良いのですが、私はお経とカラオケで頑張ります。いかん、いかん。花魁とドレスも楽しんで頂かなければ・・・。