理事長コラム

妙応寺本堂での私の流儀

盲養護老人ホーム 優・悠・邑 和(なごみ)の造成中に工事の進捗状況の確認の為に現場を歩いていた時に長靴を履いていたにもかかわらず、ぬかるみに足を取られ長靴と共に足を引き脱ぐ事を諦め先ずは足だけぬかるみから抜け出し、そのあと長靴を引っ張り出した事は、既にこのコラムで書いていますので熱心なリピーターの方の中には記憶にある方もおありかと思います。

そしてその頃、段々と建物が建って行くのを確認に行っていてその度に痛切に感じたのは「足腰が弱くなっているな」と言う事でした。その現象を少しでも解消しようと言う事で始めたのが朝のお参りです。それまでにも何度かウォーキングで片道2キロはある『若宮神社』まで歩いたり、ウォーキングマシンで30分以上頑張ったりしたのですが、長続きしなかったので、「無理なく出来るコースにして続けよう」と言う事で始めたのがペットボトルに水を入れてのお参りだったのです。

私はゴルフはしないのでゴルフをされる方から「ゴルフは結構歩かなければいけないスポーツなのでやられたら如何ですか」と進められても「複数での競技なので仕事最優先の私としてはお約束が守れなくてご迷惑かけてもいけないのでやりません」と言って断っていたのですが、今の生活は基本的には座っていることが多くて、足腰が弱ってきているのだと思います。そんな中で単に歩くだけでは「負荷がかからない」と言う事で思いついたのが『幸福地蔵様』に抱きついてのお参りと本堂でのお経中のストレッチです。こんな事を言うと申し訳ないのですがお参りをする前の所に立派なお賽銭箱があり、私が手をついて何かをしたとしてもビクともしないものなのです。そこで、お賽銭箱に手をついてのストレッチをお経を唱えている間、ずっと色んな動作でしているのです。多分10分くらいのお経なのですが結構しんどく、足腰に負荷がかかっている為は寒い時期でも汗が出てくるくらいになりますし、足腰の動きも依然よりは良くなっているように思います。

幸福地蔵様での行為も、本堂での行為も誰かが見ていたら「あいつは何をやっているんだ」と言う事になるのでしょうか、多分「仏さんはニコニコしながら見て御座る。」と勝手な事を言っている私なのであります。