理事長コラム

兵庫県斎藤知事に対する私見です

令和6年9月27日

本日岐阜新聞の社会面(21面)に『兵庫知事失職、出直し選へ』『パワハラ疑惑 議会解散せず』の記事を見て私自身は、マスコミは色んな事を報道していたが斎藤知事の落としどころは、出直し選の選択しかなかったんだ。だって辞職したら任期は今の残りになるんだから。しかも「解散は私の中でなかった。」と格好付けたことを言ってみえますが、「無駄なお金を使うな」と言う声にこたえただけだと思います。

尚且つ、高校生から手紙を貰って涙を浮かべたとのくだりになると「涙を流すところが違うだろうが」と私は思ってしまいます。確かに斎藤知事は兵庫県の刷新の為に汗を流されていたことまで否定するつもりはありません。しかしながら自殺者を出した事に対しての謝罪はなく、「自分は正しいことをしてきたのに何が悪い」と言う感覚は如何なものか。人の痛みが分からないで自分の痛みに寛容なのは人間性が問われるのでは無いでしょうか。

一生懸命に自分は頑張っているのだから自分は何も悪くない。では世の中は通らない。その事が分かっていないから、出直し選に出ると言う事なのだと思います。結論から言うなら「失敗体験が無い人生が生涯続く事は絶対に無い」と思うのですが。私は失敗体験の中から色んな事を学んできて今があると考えているので。