理事長コラム

今年の夏に参議院議員選挙が行われますが

令和7年1月22日

岐阜県知事選挙が真っ只中で微妙な時期なので知事選のコメントは差し控えさせて頂き、今夏7月に実施される参議院議員選挙について私なりの考えを述べさせて頂きます。全国老施協では組織内候補としてその当時全国老施協会長であった中村博彦先生が参議院議員選挙の全国比例候補として立候補され当選され2期目の途中で残念ながらご逝去されましたが、中村博彦会長が参議院議員でみえた時には正直介護報酬の膝詰めでの折衝に私も参加させて頂き、厚労省の担当者と堂々と渡り合えた事を身を持って知っているので、過去2回の組織内候補が全国比例で落選してからの折衝がなかなか上手くいかない状況に忸怩たる思いでいます。

今夏7月の参議院議員選挙においては全国比例での組織内候補者を出すことすら出来ない状況に危機感を思えているのは私だけではないと思います。2度の選挙で落選したとは言え組織として常に5万票は出せる組織であり、全国老施協の職員が心を一つにしてまとまれば30万票は楽に取れる組織であるにも関わらず落選の憂き目をみて、候補者を出せないのは「情けない」との思い以外ありません。「他産業との賃金格差は開くばかり」とか「介護職の評価が上がらない」等と嘆いていても問題解決にはならない。

介護保険の制度設計を決定していくのは政治だと言う事を介護に関わる方々に理解して貰う努力をもっともっとしていかなければいけないと思っています。先ずは当法人に関わる職員及びその家族、そして入居されている方々の家族や地域の方々に理解して頂ける様に声掛けをして行く事を今まで以上にしていきたいとも考えています。

もう一つの展開としては今夏の参議院議員選挙では出来なかった事ですが3年後にしっかりとした考えを持った若手の方に組織内候補になって貰い、しっかり支えて行ける体制を構築しなければとも考えています。だって、『安心した生活』にはしっかりとしたセーフティーネットが無ければいけないわけですから。