理事長コラム

久しぶりに各フロアが揃ってのボランティアです。

令和5年9月11日

本部施設において、規制を外してのボランティアの受け入れをしました。コロナ感染症での規制をしていた時は、デイサービスと本館1階の比較的元気な利用者さんと入居者さんだけで、その他のエリアはリモートでテレビ画面を見るだけだったのです。ほぼ4年振りに殆どの方に地域交流スペースに集まって頂きました。ボランティアに来て頂いたのは『歌謡劇団 てるてる座』です。私自身全フロアが集合してのボランティアを再開するのであれば、『歌謡劇団 てるてる座』からだと思っていたのですが、正直最高でした。

先ずは誘導を終えた方の配置を見て「これだけの方が参加されると気合が入るな。」と思った次第です。予定通り4人のメンバーで会場入りして頂いた段階で理事長としての挨拶で「久しぶりにおおぜいの参加の中でてるてる座の方も張り切って頑張って貰えると思いますので、思いっ切り楽しんで下さい。」と話をして4人のメンバーの自己紹介があり、本日は残念ながら座長の参加が無かったのですが、テンション高く進行して頂きました。

4人のメンバーの方はそれぞれに歌が上手いのは当然として、衣装にも凝られているのにはいつもいつも感心させられますし、感謝しています。入居者さんの様子を見ていても、テレビ画面ではなくて目の前でのショーですから、タンバリンや鈴を一生懸命に鳴らして下さり、一体感を持った素晴らしい会となりました。歌謡劇団てるてる座の皆さんは「入居者さん、利用者さんを如何に楽しんで貰うか。」「喜んで貰うのが嬉しい」の考え方が素晴らしいと思います。ボランティアの方がそこまでしていただけるならば、専門職である職員はそれ以上でなければと思っています。

私が特別養護老人ホームの建設を計画している頃から「誰もが家に於いて介護されたいと思っていると思うが、それが叶わない方がおおぜいみえるから施設が存在する。存在するのであれば、施設に於いて『今日一日楽しかった』と言って頂ける様な施設にしていきたい」と考えてきました。コロナ感染症の影響が3年以上続いた事によってなかなか出来なかった事が少しづつ緩和されてきた今だからこそ、頑張って「今日一日楽しかった」が言える施設の再構築をしていきたいと考えています。リピーターの皆さん今後の展開を見ていて下さい。