タイトル『「帰りたい」要介護の父、《入所3日》で泣きながら電話…面会に行った長男が「言葉を失った理由」』を見た時に、「凄く気になるテーマだ」と言う事で、原稿を読んでいく内に思う事があったので本日のコラムで書くことにしました。
書き出しの文章に【高齢者の施設入所は、「安心」と引き換えに日常の自由や人とのつながりを失うリスクもはらんでいます。身体のケアが整っていても、精神的なケアが十分でないと、入所後に孤独感や不安を深めてしまうことも。家族の支え方やコミュニケーションの取り方によって、その後の生活の質が大きく左右されることがあります。】とありました。この前文については介護事業を展開している私にとっては「当たり前の事」なのですが『忙しい』と言うのを隠れ蓑にして『手抜き』の様になってしまってはいけないし、『家族の協力があってこそ』の施設運営だと私も考えています。
つまり、入居者へのお世話は施設の職員だけで完結するものではないと考えています。その為に家族会を組織して色んな企画に対して参加を促していますし、面会についても積極的にして頂ける様な情報提供をしています。そういう意味ではコロナ感染症対策の為に面会等の規制をしなければいけなかった時期は厳しい状況があった分、職員は良く頑張ってくれたと思っています。その後のみだしに『「やっぱり家がいい」・・・父の涙のワケ』に私は「正直私だって絶対、施設よりも家で面倒見て欲しい」との考えはあります。
しかしながら「色んな理由で入居しなければいけない方々なのだからこそ、家では出来ないような楽しみと日々の生活安心な展開をしていかなければいけない。」と考えています。そう言う意味で当法人の考えの中に『今日一日楽しかったよ」と言うのがありますし、その展開こそ大切だとも思っています。次の見出しには『孤独を防ぐため・・・家族にできるサポート』とありました。
冒頭には述べた様に家族のサポートは大切です。そこで、色んな事情で家庭介護での限界が来た時には『デイサービス』や『ショート』を上手く活用することが必要ですし、比較的介護の度合いが軽い方はグループホームやサービス付き高齢者向け住宅の選択も有りだと思いますし、家族に対する相談事を『地域包括支援センター』にしていく事も大切だと思います。最終的にいよいよ特別養護老人ホームに入居されたとしても、家族との絆は大切なので、決して特別養護老人ホームに入居されたとしても関りを持ち続けて頂きたいと考えています。勿論、施設側も精一杯の対応をするのは当然の事と思っています。
ただし、コロナ感染症対策後に良く言われた『エッセンシャルワーカー』の評価を高める機運が高まった様に思ったのですが、現実には賃金が全国平均で月83.000円も低いと言うのは如何なものかと思っているのですが。