お身内が無い入居者さんが亡くなりました
養護老人ホームで生活されていた方に要介護が付いて、令和3年7月に本部施設である特別養護老人ホーム優・悠・邑に入居されていた方が、残念ながら老衰の為、永眠されました。
この方は唯一の弟さんを先に無くされていて御身内の方が無いと言う事で『町長同意』と言う形で入居された方です。
看取りになられてからは食事がとれなくなり最後は眠る様にご逝去されました。
町長同意の形だったので町の職員さんに来て頂き今後の対応をどの様にするかを話し合いました。
基本的には直葬の形をとる事になったのですが、当法人の考え方は『ご縁を頂いた以上は永遠のご縁を』との考え方があるので、直葬だからと言って「単に荼毘にふすだけでは気持ちが収まらない」と言う事で2014年5月に当法人監事で寺の住職の方にかつての入居者さんの多額の寄付を基にして共同墓を作って頂いた事をお話して共同墓に埋葬して頂く話がまとまりました。
当法人監事でありお寺の住職である方に連絡したところ、「火葬場に行く前に施設でお経をあげましょう」と言う事になったので、本日朝の内に新館1階の共有スペースの所に仏壇もあるので、お参りが出来る様な会場を作りました。

花の飾りや焼香台も設けて12時からお経をあげて貰うと共に新館の職員には順番に焼香に来て貰い、町の職員も参加して頂けました。


お棺の中にはお花もご飯もお菓子も、そして元気だった頃の誕生会の写真なども入れて貰い、それなりの手向けが出来たと言う事で肩の荷を下ろして、火葬場でのお別れとお骨拾いもさせて貰いました。
その後、共同墓での納骨は私がさせて頂き、町職員の方もきて頂き亡くなられた方はきっと喜んでいて貰えていると思っています。
10年前に作らせて貰った共同墓がこの様な形で役に立ち当法人の「ご縁は永遠に」との考え方が具現化出来たことは本当に良かったと思っています。
これからも「良い事」と思う事は頑張って行っていきたいと思いますのでリピーターの皆さん、ご支援ご理解を今後共宜しくお願いいたします。