2013年01月の記事一覧

昨日全体会があり、本日は幕張で研修があり、今は(只今午前9時20分)新幹線で東京に移動中です

昨日午後7時から全体会があり、6時過ぎにはボチボチ職員が集まってきたので全国老人福祉施設協議会から送られてきた「笑顔をありがとう」コンテストのDVDをみてもらい、全体会前の勉強会として地元の歯科医のお話を聞き(この企画は有り難いことに二年以上続いてます)7時には休みの職員も明けの職員も早出の職員も参加してくれ、70人からの職員で会議室はいっぱいで、そんな中委員会報告や部長、副施設長の話があり、最後に理事長からの方針等の話と烏野顧問の総括と言う流れで進むのですが、昨夜は大垣市での新規事業体制とデイサービスの刷新を図るべく辞令交付を最初に行いました。人事は理事長にとって一番大切な事であり、発信の場なのですが、今回の異動については3ヶ月をかけて悩みに悩み、関係する職員とは何度も話した結果の公表です。何事にも完璧はありませんが自分を信じ職員を信じて頑張っていきたいと考えています。今日は研修で施設にいない訳ですが職員を信じて情報収集に頑張り今後に生かせるものにしてきます。今後の展開をリピーター
の皆さん見守っていてください。

「ハタ(周囲)に楽をさせる」

1月8日付け読売新聞の1面の「編集手帳」に「「働く」とは「ハタ(周囲)に楽をさせる」ことだ、という語源をめぐる俗説がある。(中略)この時期だけは‘はたらく‘説を神棚に上げて手を合わせている。懇意にしている鮨屋の若い人が、ホッと息をついていた。きょう初めて休みが取れるという。飲食店に限るまい。駅員さんであったり、タクシーの運転手さんであったり、こちらがハタで楽をさせてもらうとき、そこにはいつも愛想よく、あるいは黙々と働く人たちがいた。(後略)」との記事を見て、改めて当法人の職員の実直さと頑張りに感謝すると共に「当たり前に出来る事の有難さ」を痛感しました。
常日頃、「特別養護老人ホームは年中無休24時間のサービスは当たり前の事」と口癖のように言っていましたが、この記事を見て我々の事業は文字通り「ハタ(周囲)に楽をさせる」尊い仕事である事を声高らかに訴えて行きたいと思いました。

新年を迎えて考えた事

中学一年生で他界した母親の教えの中で私が一番大切にしている言葉は「蒔かん種は生えない」と言う言葉です。中学を卒業するまで対人恐怖症の赤面症だった私は自分の事をするだけが精一杯で種を蒔くどころでなくて・・・・・。身長は中学3年の時に160cmになったまま伸びてなくて、その当時の体重が40㎏弱で今は俵1個分がお腹にあって(笑い話のような話しですが運動会の障害物競走だったらそのままでOK?)今は体力がついたのと多くの師と友を得た事によって多くの種が蒔けた事によって26年4月オープン予定の大垣市和合の計画も着々に進んでいます。これからも、地域の方々及び多くのご縁をいただける方に種を蒔き続け、より良い成果を上げて行きたいと思っています。

相手の立場に立ってのアクションこそが大切

母親代わりだった一番上の姉が結婚して半年後の23歳の若さで他界したとき、末っ子の長男であった私は高校二年生に進級したばかりの4月7日。腕をもぎ取られたような焦燥感の中で箸にも棒にもならないような生活をしていました。その当時現役の校長だった父親には随分(いやいや、随分なんてものではなく全く)迷惑ばかりかけている中で夏休みを迎えました。そんな時に、鉄砲撃ちで熊のような伯父さんから呼び出しの連絡を貰い恐る恐る伯父さんの所に行くと、伯父さんは予想とは違いにこにこしながら「宏や、わしと一緒に四国を歩かんか」と言われ、何の事か解らないし、いきがった高校生としては「くそ暑いのに何で四国まで行って歩かなあかんの」と言うと、流石に伯父さんは頭が良い。簡抜を入れずに「でもな、女子高生も女子大生もいっぱい一緒だぞ!」と言われ、引っ込みがつかない私は「ほんなら行ったるは」と言う事で四国巡礼の歩き団参に行く事になりました。出発当日は午後3時に長浜にある滋賀信行会本部に集合。その当時はコンビニエンスストアが至る所にある時代ではないので翌日の朝と昼のオニギリがリュックサックに入っていて!(昼にオニギリを食べるとぷーんと匂っていましたが大丈夫でした)お参りと説明会に引き続き夕食を頂きその後、長浜駅まで歩いて普通列車で大阪まで行き、そこからは船底で、文字通りの雑魚寝で四国に渡り、早朝の普通列車で坂東と言う小さな駅で降りて人数確認をしている時に、団体の責任者である伯父さんに呼ばれて伯父さんから不思議な指示が私に出ました。それはどのような事かと言うと血気盛んな高校2年生の私に、どんなことがあっても最後尾を歩けと言うものでした。団参の責任者の伯父さんの指示は絶対です。しかしながら正直言って支持を受けた時にはどう言う意味か分からなかったのですが、歩き出して30分もしたら答えが出ました。と言うのも団参の参加者は小学1年生から勿論、女子高生や女子大生も沢山参加されてはいたのですが、76歳の女性の方もいれて総勢70名。当然のように76歳の女性の方がじりじりと本体から遅れられたのです。高校2年生の私は本体から遅れていく状況の中イライラしても責任者である伯父さんの言うことは絶対。頭の悪い当時の私が(今も大して頭が良い訳ではありませんが)イライラしている中で考えたのは、彼女が背中に背負っている荷物を私が持てば少しは楽に歩いてもらえるのではないかと言うことです。そこで私は彼女に「荷物を持ちますよ」と声を掛けました。すると彼女は「そんな勿体無い事」と言われ、またまたイライラ。三度目に声を掛けてようやく荷物を持たせて貰え、少しは楽に歩いてもらえたようでした。この時の経験から高齢者の方は遠慮されるが本当の気持ちが何処にあるのかを理解することの大切さを知りました。相手の身になってアクションを起こす為には相手の心身の状況を理解することが大切です。今年も今以上の情報収集とコミュニケーションを充実させ、より一層相手の身になったアクションをしていきたいと考えていますので今年も宜しくお願いします。