全国老人福祉施設協議会主催の災害時におけるリスクマネージメント研修イン神戸を受講してきました
新神戸の駅に面したANAクラウンブラザホテル神戸で6月28日29日の二日間の日程でしかも二日目の終了時間は午後5時(ちなみに一日目は午後6時まで)タイトな日程でしたが、中味の濃さと今後の施設運営に生かすべき内容が多く満足のいく研修でしたので報告させて頂きます。
一日目は13時スタートと言う事で10時15分米原発の新幹線に乗れるように、参加者である私と副施設長と伊藤主任は施設に9時に集合して公用車であるアルファードで米原に伊藤主任の運転で行く予定をしていたのですが、、中日新聞の記者が関西電力の計画停電(岐阜県で唯一、当施設がある今須地区だけが関西電力)に伴う電話取材が9時にあり、バタバタと荷物を積み出発。車を駐車場に預け、大阪で乗り換え11時半には神戸に着き、早い昼食をとって会場がある10階に移動して、全国老施協の役員や事務局の方に挨拶(新潟の加藤先生も村上研修担当課長さんも元気でした。)中山全国老施協副会長による開会挨拶及び基調報告があり、講義1「行政説明」は内閣府被災者行政担当参事官補佐の鶴見氏により国の取り組みについて説明を受け、内閣府のホームページで常に情報を理解する必要性を理解しました。講義2「広域連携と相互防災協定を推進するためにー先駆的事例からー」と題し山形県老人福祉施設協議会副会長 峯田氏による熱い話しを聞き、他の県との連携の大切さと何かを推し進めるには素晴らしい人材が必要な事を痛感しました。一日目の最後の講義3「高齢者福祉施設におけるBCPについて」と題し元東京都総合防災部情報統括担当課長 齋藤氏の話しで事業継続計画の大切さを学びました。
二日目は午前9時から1時間の昼食休憩を挟み午後5時まで「自施設の危機管理体制の見直しと緊急時対応力の向上にむけて」と題し、びわこ学院大学准教授 烏野先生による講義とそれに引き続き演習に烏野先生の他に㈱インターリスク総研上席コンサルタント 砂川氏と細井氏が加わり、全員参加の図上訓練を5W1Hで考える方法で実施しました。参加型だったので時間の過ぎるのは早かったのですが、烏野先生が演壇の上から私へのメッセージのように「ここに理事長さんもお見えだろうし副施設長さんや主任さんなどがこの会場にいて、今大きな地震が来て、指示を出す職員がいなかったら大変です。この研修を契機として是非色々な検討を始めて下さい」。烏野先生に言われるまでもなく、ハード面もソフト面も充実させなければいけないと痛感した研修でした。