令和6年8月12日
男性用の4人部屋とトイレ2つを挟んで女性用の4人部屋があり、その部屋より向こうへは行けないようにパーティション等でしっかりガードされていて、『重症部屋』と言うのが良く理解できます。昨日のコラムで「オムツの中では・・・。」と書きましたが「オムツの中」でないとすると「トイレに行く」しかないので、フラフラの中でも頑張ってトイレに行きました。ラッキーな事に、4人部屋を出た左側がトイレなので何とか頑張れました。入院2日目には熱はありましたが、点滴の効果もあってか『朦朧』とした状況ではなくなっていたので、「なかなか経験出来ない事なのでしっかり色んな情報を得たい。」との思いで他の患者さんの様子や看護師さんの対応について聞いていました。
先ずに「うん。」と思ったのは、トイレに行こうして部屋を出た瞬間に「部屋を出たらマスクをして下さい、」と機関銃の様に声を浴びせられた事です。と言うのは「部屋を出たらマスクをするように。」とは誰からも聞いていなかったので・・・。男性用の4人部屋の内、歩ける方は私だけだった様で左隣のトイレは実質私だけのトイレだった様です。私がいた4人部屋は重症部屋だったので部屋の入れ替えは激しくて(長くても10日しかおれないルール)、私が入院させて貰って何日もしない内に新しい患者さんが入って見えるのですが、例外なく急激に悪くなった方ばかりで入院されていきなり「オムツの中で」と言われてもなかなか理解できなくてベットから離れようとされる方に「大丈夫ですよ、オムツの中でしてね」と言われても「トイレに連れて行け」と言われるのですが、かなりの押し問答が続きます。私の場合は入院するまで毎日お墓参りをしていたので、歩く事を忘れていなかったので良かったのですが、そうでない方は歩けないと言う事で苦労されていました。
カーテン越しの隣の患者さんは「寒い、寒い」と言われて布団を2枚重ねられて頭からすっぽり掛けられていて、少しでもカーテンが開いていると「寒いから閉めて」と言われる方なのですが、食事はしっかり摂られているのですが検温になるといつまでたっても38℃近くの熱があり、看護師さんは「全然下がらんね」と言われるのですが私は良く言われる『籠り熱』なのではないかと思っています。その方は「早く退院したい」と言われるのですが、担当医からは「少しは歩けるようにならないと家での生活は出来ませんと。」と言われているのですが、なんだかんだ言ってリハビリーをやらないのです。私は一日も早く退院して仕事をしたいと思っているので、頑張れているのだと思うと仕事がある幸せを感じています。リピーターの皆さん、まだまだ入院こぼれ話は続きますので・・・。