令和6年10月3日
昨日の和合の施設でのお話です。午前中は2階でお参りをさせて貰い、午後は3階でカラオケをさせて貰ったのですが午後のカラオケに行った時の事です。いつもだと、お参りの時にはお経の後の私の話が終わったタイミングでお茶(時には抹茶)とお菓子を準備して車椅子の膝の上にお盆にのせたお茶とお菓子を持ってきて下さる入居者さんで、カラオケの時にも私の近くで童謡を歌って下さる方がいつもだと私を待ち構える様に迎えて下さるのに、お見えにならないのです。
カラオケを始める時間になったので私の歌から初めて入居者さんの歌も入れながら「今日に限ってみえないのはどうしたのかな」と思っていたら、風呂場の戸が開いて出てみえました。「お風呂ならば仕方がないな。でも、こちらに向かわずに部屋の方に行かれてしまった。」と私は歌いながら思っていて「しばらくしたらお見えになるだろう。」と考えていたのですが、なかなか見えないので職員に誘ってくるように依頼しての職員の報告が凄いんです。と言うのは「お化粧をしてから伺います」との事。「う~ん。これこそが『今日一日楽しかったよ』の極み」と思った次第です。
ところが、なかなか見えないのです。予定の1時間まであと5分と言う時に車椅子を自分で操作しながらお見えになりました。職員も良く心得ていて、車椅子でお見えになるまでに本人からの選曲を聞いていて私が歌っている状況だったのでデンモクを操作して曲を入れてくれていて、私が歌い終わると同時に童謡『案山子』のイントロが流れてきてしっかり歌って下さいました。その後は私が最後の締めの歌として北島三郎さんの『函館の女』を気持ちよく歌わせて貰いカラオケを終了しました。リピーターの皆さんとても素敵なお話だと思いませんか