令和6年2月1日
本日15時から、全国老施協東海北陸ブロック緊急会長会議がリモートで実施されました。議題は「石川県能登地方を襲った地震の影響による災害支援」で今回が3回目の会議だったのですが、被災から1カ月が経過して状況が分かってきた事と、派遣が具体的に行われている事と、義援金についてが主だった内容でした。その中でもブロック会長である愛知県の太田会長の挨拶の後、能登町の施設で被災に会われた紙谷副会長の具体的な話は、身につまされるものがありました。
その中でも強調されたのは、「当施設では元旦とは言え通常業務であったのが幸いしました。そして地震が発生したのが16時10分と言う事で職員も多くいたのも幸いしました。」と言われた後「職員の家も何らかの被害が無い者は一人もいない中で、1カ月が経過しても自前の職員だけで頑張っています。」との話をされました。当然紙谷副会長自身のご自宅も何らかの影響を受けられていると思いますが、紙谷副会長の冒頭の挨拶が「皆さん元気ですか。私は元気です。」と言われたのには驚きと共に、強靭な精神力をお持ちなのだと思った次第です。
「1回目の地震で廊下にある戸をしっかり握りしめていると、2回目の揺れは大きくど~んときて、これはただ事ではないと思いました。」と。「とにかく3階建てのしっかりとした施設であってもより安全な所へとの思いで、職員みんなで1階にエレベーターも使えない中誘導しました。年に2回実施している避難訓練をしっかり出来ていた事も幸いしました。」また「2年前に購入した3台の自家発電機が大いに役にたち、1日2回だった食事も3回にする事が出来ました。」との話しには当法人の施設でも大いに参考にしていかなければいけないと思った次第です。また、職員の団結力も素晴らしいものがあればこそです。
『ローマは一日にして成らず』なので、私も改めて一歩一歩頑張って行こうと強く思いました。今日の会議でまだまだ被災地でのご苦労は続くと思いました。と言う事は支援もまだまだ必要です。私は会議が終了後、支援の輪が広がる為に何をすべきかを考え、必要な方に連絡を取り私の考えを伝えました。