東海北陸ブロック老人福祉施設研究大会~石川大会~
平成29年8月1日、2日に金沢で行われた「東海北陸ブロック老人福祉施設研究大会~石川大会~」へ行ってきました。
[1 基調報告 全国老人福祉施設協議会 副会長 峯田 幸悦 様]
平成30年医療・介護同時改正に向けた動きの中でも特に、「自立支援・重度化防止に向けた介護」を促す介護報酬上のインセンティブについて、要介護度が上がった際のディスインセンティブに目が向いてしまわないかと危惧されているが、老施協としては要介護度の維持もインセンティブの対象となるような動きをしているとの話だった。
[2 記念講演 パティシエ 辻口 博啓 様]
「夢から現実」をテーマとして、自身の生い立ちから現在に至るまでの苦労や成果をご講演頂きました。全く業種としては違う世界ではあるが、夢を持って全力で取り組む事でそれを実現する事ができるという事がとても印象的な講演でした。
[3 分科会 効果的な施設・事業所運営]
5名の方の研究発表を聞いて、特に印象に残り、施設としても取り組んでいけたらと思う項目が2点ありました。
まず1つ目は委員会活動の改革です。仕事プラス委員会という考え方でいくと非常に負担に感じる職員が多い事を変えていく為に、普段の業務の効率化をし、委員会として活動する時間を業務の中に取り込む事。そして、複数名いる委員が中々集まれない事を解消する為に、アプリを通してオンライン会議を実施する事でコミュニケーションのスピードアップを図る事は印象に残りました。
2つ目は緊急メール一斉送信システムの導入です。発表された施設では第三者評価機関を利用しようとした際に導入を決めたとの事でしたが、現在の当施設の緊急時の連絡網には以前から不安を感じることがあり、導入を進めても良いのではと感じました。以前よりラインのグループを作ってはどうか、全員のメールアドレスを集約して緊急時にはメールを配信してはどうかとの議論は少なからずありましたが、この会議をきっかけとして本格的に進めていきたいと思います。