岐阜県老人福祉施設協議会西濃支部 全体研修に参加して
「死ぬまで生きる見取りを目指して」を演題に、医療法人社団悠翔会の理事長・診療部長である佐々木淳先生の講演を聞きにいきました。
当法人の「今日一日楽しかったよ」を実践していく中で、見取りケアの中でどうような気持ちで考えればよいか、なにをすべきかといつも自問自答していますが、やはりその中で大切なのは「本人なら」という視点で考えることだと改めて思いました。
見取りなどの場面ではどうしても看護がメインのように感じますが、例えば「お風呂にいれて差し上げたい。でも入ることでリスクがある。」というような場面の中で、「お風呂好きだったし、きれいにして差し上げたい」と思い、各部門の調整をし実施する。その中にはもちろん看護も家族も介護もお互いに協力し「その人らしい時間を過ごしていただく」という視点で進めていくべきだと強く感じました。
現在、介護支援専門員としてプランを立てさせていただいたり、生活相談員としてご家族とお話をさせていただく場面を頂いています。多職種の思いや、ご家族の思いが同じ方向を向いてケアしていけるようなお一層努力していこうと思いました。
他の職員にも聞いてもらいたいと思う研修の内容で、とても強く背中を押していただけたと思っています。ありがとうございました。

部長 吉田 篤