石川県能登地方支援隊からの報告
支援隊が昨日帰ってくる事はわかっていましたが雪による影響を心配していたのですが17時前に2チーム共に盲養護老人ホーム「優・悠・邑 和(なごみ)」まで帰って来たのでホッとしながら被災地の状況を隊員から聞く事が出来ましたのでリピーターの皆さんに情報共有をさせて頂きます。
第一チームは珠洲市にある長寿園の支援に入ったのですが、本来であれば定員が百人なのですが金沢の方の避難所に移動されており、残っている20人の方のお世話と共に職員が少なくなっていて出来ていない居室の掃除やベッドの掃除等を積極的に実施したとの事です。最近のコラムでも書きますしたが、珠洲市の考え方は入居者さんを通常の生活が出来る場所に順次避難所に移動させる避難対応型です。
それに対して輪島市にあるゆきわりそうはいわゆる籠城型で、ゆきわりそうの職員が疲弊している、あるいは退職して職員が少ないと言う事での支援です。但し、どちらの施設も電気は来ているが断水で給水には自衛隊の力を借りているのが現状です。そして、輪島市のゆきわりそうでは60人の入居者さんを2日に分けてほぼ3週間振りにお風呂に入って貰って入居者さんから大変喜んで貰えたとの報告に触れ、岐阜県から支援が出来たことを誇らしく思った次第です。
支援に行った隊員からの意見の中で「施設によって状況が違うので事前に情報を入れる事によって必要な物品は違うので、事前の情報は大切だ。」との事です。私なりに情報は派遣先の施設に連絡はしたものの不十分だったとの反省のもと、来週火曜日(30日)から追加で1チームの派遣依頼があったので、本日直接能登町の施設に連絡すると「土日に職員を休ませたいので土日の支援が欲しい。」との事だったので、火曜日からでは土日の日程にならないので、指示を頂いた全国老施協に連絡すると土曜日にも関わらず里中事務局長が対応して下さり、確認を取ってから連絡を頂いた結果、土日を挟むように2月1日からの出発でとの依頼を改めて頂きました。
その後直ぐにも各施設に連絡をしたかったのですが、本日は本部施設で13時30分から地元の方とジョイントカラオケが企画(月1回)されていたのでその対応をしてから(本日は黄色のドレスと赤のブレザーを着て頑張りました。)協力して頂く為の連絡を色んな施設にして、2月1日からのチーム構成の目処がたち安堵しました。
ホッとしたら、我が家の雪どけが出来ていない事を思いだし、急いで帰らせて貰い、しっかり1時間家の前の道路の雪どけをして、今はお風呂にゆったり浸かっています。文字通り「寸暇を惜しまず。」の1日でしたがリピーターの皆さんこの現象は心身共に充実しているからこそと感謝しています。蛇足の様になりましたが本日から5日間飛騨支部が金沢での支援に出掛けました。頑張ってくれる事を祈っています。なお、私は午前中に吉澤施設長と共にレンタカーの返却の対応もさせて頂きました。蛇足ついでに「ただ、旗を降っているだけの会長ではないですから、会員施設も協力して下さるのだと思っています。」