集団給食施設衛生講習会参加報告
令和元年8月6日
集団給食施設衛生講習会参加報告
食事・栄養管理係長 若園貴宣
8月6日(水)14時~16時にかけて西濃総合庁舎4階大会議室にて集団給食施設衛生講習会に参加しましたので以下報告します。
①給食施設における衛生管理について
平成30年度の県下における食中毒の件数、患者数の報告があり、件数としてはアニサキス、
カンピロバクター、ノロウイルスの順で、患者数としてはノロウイルスが多く、ノロウイルスが
件数の割には患者数が多く、広範囲に増える特徴があるとのことでした。
また、食中毒の原因ごとに潜伏、発症期間が違い、期間を知ることが原因菌をつきとめる手掛か
りになるとのことでした。
手洗いの重要性についても話があり、殺菌とはいかないまでも、菌を落とす効果や、1度洗いよ
りも、出来れば2度洗いすることでより効果が高まるとの報告もありました。
今年も蒸し暑い日が続き、県下でも食中毒警報を出しましたが、食中毒予防に意識を高めてもら
い日常の業務にあたってほしいとの話でした。
②給食施設における栄養管理について
平成28年度に県民の栄養調査が行われ、その結果報告がありました。
この地域は他の地域に比べても、塩分摂取が高いこと、モーニング文化などからパン食も
多いことがあり、塩分や油の摂取が心臓疾患につながることもあり、日常の食事を見直してほし
いとの話がありました。
また、集団給食施設においても、野菜量を増やしたり、塩分量を抑えて頂くことも、県下の
健康寿命の延長にもつながるので、献立づくりにも反映してほしいとの話がありました。